ビジネス・ゲームを変える方法

一冊の本:経営革命大全 (THE GURU GUIDE THE BEST IDEAS OF THE TOP MANAGEMENT THINKERS, 1/E) ビジネス・ゲームを変える方法、ルールを変えてゲームを変える。
ゲームにはパーツが5つある。1. プレイヤー、2付加価値、3ルール、4戦術、5範囲

by Design Safety System

ゲームを変える

そのためには少なくとも一つの要素を変えなければならない。そうすればひとつが変わるとゲームはまったくあたらしいものとなる。

「ビジネスは『パイ』を作り出すときには協力し、その『パイ』を分けるときには競争するものなのだ。換言すれば、ビジネスは『戦争と平和』である。しかし、それはトルストイの、際限のない戦争と平和の繰り返し、ではない。戦争と平和が同時に起こるのである。ネットワーク·ソフトウエアの会社であるノベルを設立したレイ·ノーダの言葉にあるように、『競争すると同時に協力しなければならない』のである。競争(コンペテソフトウェア協調(コーペレーション)が合わさると、それぞれの言葉がそれだけで意味していたものよりもダイナミックな関係を作り出していく。」とある。
出典:経営革命大全 (THE GURU GUIDE THE BEST IDEAS OF THE TOP MANAGEMENT THINKERS, 1/E)

プロジェクト憲章に原則・原理を、見える化する。

プロジェクトは見えますか、何とも言えないかな、見えるために2つのテンプレートを紹介します。
ぜひ活用してみてください。

Project Charter Template:

NYU project charter template  ニューヨーク大学のテンプレートです。さらに手順書は、アメリカCDCのサイトにプロジェクト憲章作成に役立つ資料があります。ご覧ください。プロジェクト憲章Charterを作る手順・フォーマットです。
私の経験では、ほとんどこのような資料を日本で目にしたことはありません。北米のビッグ3の経験、デュポンの経験では必ず目にしました。またそれを使い文書を作成しました。
さてM日本はまだ新卒が入社し、新入社員教育から始まり、面着でOJTがあるから成長する、そのためあまり目にしていませんが、参考にしてください。

プロジェクト憲章には、

ホンダの創始者本田宗一郎の唱えた、三現主義Three Reality Principle があります、机上の空論ではなく、実際に “現場”で、“現物”を観察し、“現実・現象”を認識し、問題解決を進める3つの“現”を尊重し、現場で現物を観察して、現実・現象を認識し、問題の解決すべきという考え方を憲章に取り入れることがプロジェクトには重要です。

さて、3現だけで十分でしょうか?二つの「ゲン」、原理と原則があります。原理(principle)は 基本法則、”てこの原理”、”アルキメデスの原理”、原則は(fundamental rule )決まりです、共通の決まりごとです。この2原(ゲン)を忘れずに憲章に使い、全部で『5ゲン』を使うことが記憶しておいてください。

現実に起きていることを調査する。調べ出すと、過去の出来事、より過去の出来事、よりより過去の出来事と、調査が過去に身を置く。その過去はものだけでなく、「人」が含まれる「人」がいる。過去に行き過ぎて、将来に眼を向け、180度違う世界を見ることを忘れないで、未来の調査確認に時間をかけてください。

現場は見える人には見える、見ればさらに見える、見えないものまで見えてくる。でも 原則は見えない、原理は見えない。

公園で、シーソーをみた、何の原理がシーソーにあるのかな、機械加工ラインで旋盤をみた、原理は何なのか、シーソーの原理はわかった、でも原則は? 旋盤を操作する時の原則は、何と考えることが必要です。

ここで今はやりのChatGPTで「シーソーの原理?」を聞いてみた。答えは、

シーソーは、2つの板を中心に回転する遊具で、2人以上が乗り、交互に上下に動かすことで遊びます。シーソーの原理は、レバーの原理に基づいています。レバーとは、物体を支えるために使用される棒状の物体で、支点を中心に回転することができます。シーソーも同様に、支点を中心に回転することができます。2つの板は、支点を中心に回転するため、片方が上がるともう片方が下がります。

1シーソー – Wikipedia

でした、答えは瞬時です、多くのデータを瞬時に探します。いい相棒です。またやり取りは際限なくできます。

 

RPA 「Robotic Process Automation」について

パソコンの事務作業を自動化したソフトウェアにエラーが起きた、RPAは人のマウス操作やキーボード入力などの操作手順から生まれそしてプログラミングされています。
エラーの結果、事務業務の手順書を引っ張り出して業務に支障が出ないようにその場をしのいだ、でも人の手打ちでは効率からはなれ事務の生産性が下がって業務を進めることとなる。
このようなことは日常多く起きていませんか。改善、改善、改革、改革と進め多くの改革にチャレンジしていると思います。が、キックオフしたRPAプロジェクトに、改革のPrinciple(原理)や Fundamental Rule(原則)を決め取り込んでいますか。1.プレイヤー、2付加価値、3ルール、4戦術、5範囲を忘れていませんか。

*Principle(原理は数学原理、自然科学原理、哲学原理) & Fundamental Rule(原則は人が決める、複数の人間により決める、決められるルールや規則)

原則の事例

1. 専門化の原則
各部門は分業し特定の業務に専門的に特化し、知識・能力の集中し、効率的に業務を遂行し、ノウハウを蓄積する。そしてプロジェクトを遂行する。
2. 権限責任一致の原則
チーム構成員に与えらえる権限は担当に見合った権限である必要があり、その権限に見合った責任を負う必要がある。
3. 統制範囲の原則
「ビジネスコントロールスパン」、一人のプロジェクトマネージャーが直接管理できる部下の人数、プロジェクト範囲に限界があります。それを考えた階層管理体制を考える必要があります。
4. 命令統一性の原則
プロジェクト組織内の上下、横の関連部門の関係では、常に特定の一人から指示・命令となる命令系統を構築し、プロジェクト組織の秩序を維持する必要があります。
5. 権限委譲の原則
トップマネジメント(経営幹部)は反復的な業務は部下に権限委譲し、緊急事態への業務対応、及びそれらに関するプロジェクトに専念すべきです。経営幹部はProject Charter (プロジェクト憲章)の中のExecutive Sponsor記入欄、Department Sponsor記入欄に記入しresourcesの支援役割を果たします。

さいご

プロジェクトまたは組織の運営には、5ゲンのどれかが欠損していないかチェックが必要です。なにかひとつを変え、ビジネスはゲームです、ゲームをまったくあたらしいものとすることも必要です。維持より改革へ。

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