日本の情報セキュリティー、サイバーセキュリティーISO/IEC2701,及びOSHMS ISO 45001認証数がまだまだ低い

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組織戦略成功のカギ、国際標準の手法でイノベーションを進める


出典:2023年6月28日日経記事の一部
 国際標準の手法でイノベーションを進める――。こんな発想でイノベーションの実現を目指す企業や事業体が世界的に増えている。国際標準化機構(ISO)のマネジメント規格にのっとって組織のあり方や人材活用を重視するもので、そこには研究開発や技術開発をことさら重視する姿勢は見られない。環境対応や社会価値創造など近年の企業の経営課題に答える動きとも言えそうだ。

 

ハイリスク & ハイコンテクスト文化社会の中で事業をする

日経新聞の記事に奮発されこの投稿をしています。
ハイリスク & ハイコンテクスト文化社会の組織はISO認証を目的にしないで、海外のグループ会社と、” ビジョン・ミッション”をISO規格を使い展開することは、ローコンテクスト文化社会でも事業を進めるために、とっても、うってつけです。

どの箇条にも要求されている、箇条5リーダーシップ・コミットメントはいかがですか?まずこれが確立し車軸になっていないと何も始まりません。

さて、ハイコンテクスト文化社会とは、
新入社員教育では、多くの時間をロジカル·シンキング、資料作成、プレゼンテーションなどコミュニケーションスキルの研修に使っています。しかし、これは日本以外の国では少ない。外国は、新入社員は業務に必要な専門教育研修後にすぐに現場に配属するのが一般的。日本では、6か月かけて見習いをとき、工数1でさらに半年かけOJTで登用論文を書く。現場で「議事録くらい書ける、現場の専門的言語·知識·体験をするなど」を教えて、学んで現場の仕事ができるようにする。

 

これは、一因として、日本がハィコンテクスト文化であることです。
コンテクストとは、「共通の言語·知識·体験·価値観·嗜好性」を共有していること。ハイコンテクスト 文化とはコンテクストの共有性が高い文化のことで、伝える努力やスキルがなくても、お互いに相手の意図を察し合うことで、1を聞けば10を知る、1を言えば10を知る、そしてなんとなく通じてしまう職場環境のこと。
逆にローコンテクスト文化の欧米は、共有するコンテクストがない、そこであくまでも言語により、1から10までを明確に文を使い、プレゼンテーションの言葉を使い、意思を伝え疎通を図ります。このため、コミュニケーションの論理的思考力、表現力、說明能力、が必要となり、必然的に能力は高くなっていく。 グローバルビジネスの環境は、ローコンテクスト文化どっぷりの社会です。さらに、日本国内も、世代間でα世代、Z世代、平成人間、昭和人間、と共有できるコンテクストはますます少なくなり、たとえ世代が同じでも一般社員、管理職、幹部社員を価値観は多様化しています。これは、ハイコンテクスト前提の1を聞けば10を知る、1を言えば10を知るコミュニケーションが成立する範囲が非常に狭くなっていることを示します。

ローコンテクスト社会での武器は、やはり論理的に物事を伝える力です。論理的に考え表現することができれば、英語が流暢話せなくてもコミュニケーションが成立します。そこで 話し言葉の問題ではなく、相手に対して伝えるべきことを伝えるスキルはますます重要性が高くなっています。このコミュニケーションのために使えるのがISO Standers(国際規格)、これがコミュニケーション向上になり、組織全員の活躍を後押しSDGs成功につながります。

一言でいえば、International Standard(国際規格)を活用し、イノベーションを進めることは、各社の取り組み中のSDGsにも、うってつけだ。

さらに、ISO規格も昔から使いこんでいるPDCAサイクルです。だから考え方はすぐわかると思います、

規格は箇条4から始まり箇条10まで、PDCAサイクルで回ります。

各社取り組んでいる主要なISO国際規格は
・下の3規格及びISO 22000 食品に関わる組織が取り組むべきマネジメントシステム規格
・上の規格に加え、2018年3月に発行されたISO45001:2018 OHSMS(労働安全衛生マネジメント規格)
・他の国際ISO規格はISO Standard webを、ごらんください

 

2021年日本の認証数:40,834 2021年日本の認証数:21,976 2021年日本の認証数:6,587 2021年日本の認証数:1,685
2021年世界の認証数:988,305 2021年世界の認証数:387.780 2021年世界の認証数:52,397 2021年世界の認証数:276,941

日本の情報セキュリティー、サイバーセキュリティーISO/IEC2701,及び労働安全衛生マネジメントシステムISO45001認証数がまだまだ低い。

ISOでアイデアを実践する

ISOは組織がその役割を果たすことができる具体的な方法を探して求める人のためのリソースとして機能します。

リスクアセスメントにはじまり、分析・評価のアプローチ、プロセスや手順を整理するシステム技術的なソリューションまで、ほぼすべての主題をカバーしています。多数のISO規格がありますが、上に挙げた4つのスタンダードの要求事項を整理し以下に、ISO 4つのStandardsの 安全、環境、品質、情報のマネジメントシステムの要求事項を対比図にしました

ISO45001では、安全文化を要求しています。そこで 5.4 働く人の協議及び参加を要求しています。組織をオープンにして活性化した職場文化を築き取り組むために、ほかのStandardsも「働く人の協議及び参加」が必要だと感じますが、いかがでしょうか。

ISO規格は改革につなげる事ができる特徴がある

リスクアセスメントにはじまり、分析・評価のアプローチ、プロセスや手順を整理するシステム技術的なソリューションまで、ほぼすべての主題をカバーしています。

リスクアセスメントについては、

ISO12100:2010 リスクアセスメント

ISO 12100:2010は、機械の設計における安全性を達成するための基本的な用語、原則、および方法論を指定しています。設計者がこの目的を達成するのに役立つように、リスク評価とリスク低減の原則を指定します。これらの原則は、機械に関連する設計、使用、事件、事故、およびリスクに関する知識と経験に基づいています。機械のライフサイクルの関連段階での危険を特定し、リスクを推定および評価し、危険の排除または十分なリスク低減のための手順について説明します。リスク評価とリスク削減プロセスの文書化と検証に関するガイダンスが提供されます。

IEC/ISO31010(リスクマネジメント-リスクアセスメント技法)国際規格, 箇条6:リスクアセスメント技法の選択に全部で31のリスクアセスメント技法の技法が掲載されていますが、ブレーンストーミング、WHAT IF/ チェックリスト, 予備的ハザード分析(Preliminary hazard analysis: PHA), HAZOP(Hazard and Operability), 根本原因分析(Root cause analysis: RCA), 故障モード・影響解析(Failure mode and effects analysis: FMEA), フォールトツリーアナリシス(故障の木解析: FTA)が設備・機械の危険を分析・評価し、リスクを減らすことが必要とあります。そのためのリスクアセスメントとリスク低減の手順はISO12100規格に定められ、安全性を確保するための規格です。「基本用語、方法論」「技術原則」の2つの規格から成り、設備・機械の危険源やリスクレベルは設計、製造、改造、遊休設備・機械、運搬や解体、廃棄に至る設備機械のライフサイクルの各段階によって使い分けられ異なります。各段階のライフサイクルすべてにおいて設備・機械が安全であるように設計・製造・製作・設置据え付け・・・される必要があります。

 

ISO 4つのStandardsの 安全、環境、品質、情報のマネジメントシステムの要求事項を対比図

 

ISO規格多数ありますが、上の4つのStandards安全、環境、品質、情報マネジメントシステムの要求事項と差異の対比を下に示します。要求事項差異は赤字です。

箇条4から箇条10までは、PDCAサイクルまわります。

ISO45001には他の規格にない安全文化を要求し、5.4 働く人の協議及び参加が要求されています。
組織をオープンにして活性化した職場文化を築くために、ほかのStandardsにも「働く人の協議及び参加」を取り入れたらいかがでしょうか? いかがですか。

 

 

 

SDGsに関する国連の持続可能な開発目標

SDGsのISOのウェブサイトから引用しています。以下を、ごらんください。

2015年、国連は、世界が直面する最も差し迫った問題のいくつかに対処するための野心的な15カ年計画を設定している。

国際標準化のメリットを最大化し、ISO規格を確実に採用するためにメンバーをサポートすることにより、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を支援している。経済的、環境的、社会的側面はすべて、ISO規格によって直接対処され、SDGsへの貢献を検討している組織や企業は、国際規格が課題に立ち向かうのに役立つ効果的なツールであることにお気づきください。

SDGsは、平和と繁栄を高め、貧困を撲滅し、地球を保護するための大志を抱いた計画です。行動計画には、地方自治体や中央政府、企業、産業、個人など、社会のあらゆる要素からの貢献が必要で、求められています。このプロセスを成功させるには、コンセンサス、コラボレーション、イノベーションが必須です。

Let's Think to Design Safety System

Let’s Think to Design Safety System by International Standard as ISO

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