Check Plant Process Hazards
Design Safety System
Plant Process Hazard をCheck
Desin-Safety-System-RiskAssessment-Tool事故、災害、火災を防ぐための基礎的な事柄を学んでみましょう。
What if/チェックリストです
What ifの手法は先を読み、仮説を立てる、そして今に戻る、さらに過去の事実を確認することです。ひょっとしたら、どうだろうを問うことは非常に重要です。
ひょっとして、もし、ボタンを押し間違えたらどうなるの。ひょっとして、もし、このパイプが急に破裂したら、「ひょっとして、もし」急に停電になったら、「ひょっとして、もし」空圧が低下したら、、、、、
ひょっとしては未来志向の先読みとなりWorst Case Scenario であり想定外を想定内とすることができます。古参、中堅、若手の教育にもつながります。 チェックリストとなります。
以下はチェックリストです。
今までの経験や少ない知識では、ひょっとして、もしを問うことはないでしょう。
- ユーティリティの故障は?
どうなるだろうか? (例えば、空気、蒸気、操作空気、窒素、電気など) - 設備の故障は?
どうなるだろうか? (バルブ、ポンプ、攪など) - インタロックの故障は?
どうなるだろうか? - オペレータが失敗すると?
どうなるだろうか? (何かは手順通りするが、何をしない、?) - 潤滑不良、潤滑不足を起こすと、
どうなるだろうか? - スペックの違う潤滑油?
どうなるだろうか? - 極端な気象条件では、
どうなるだろうか? (冷、熱、高・低湿度、風、雷、雪、大震度など) - 圧力、温度、反応速度、流速、組成が限界を超えたら、
どうなるだろうか?
限界より低い場合?
どうなるだろうか? - ・・・・・・
チェックリスト質問には単純に「はい」、「いいえ」と答えない。
答えが「はい」(潜在的なハザードが存在する)ならば、引き続き次の質問をする。
- ハザードの原因は何か
- 最悪のケースの場合、その結果はどうなるか<==Worst Case Scenario
- 潜在的なハザードからおきる事故を防止するため現在の安全装置・対策はなにか
- 事故を防ぎ、ケガを防ぎ、環境被害を防ぎ、設備・施設の損害を防ぐ、そのために必要な対策はなにか その原因、結果、安全対策を記述していく。
以下の質問項目は対象のプロセス、設備にすべてあてはまるものではありません。
自分の対象設備、装置についてチェックください。
また定常状態の運転・操作だけを考えるだけでなく、すべての非定常/緊急操作・作業、スタートアップ、シャットダウン、異常反応も対象とすることです。
1.プロセス
1.1MATERIALS
- 原料が「ハザードである」か「非ハザードである」か(最終製品と中間体、副産物)
- 不安定物質?自然引火?衝撃感度?
- 環境に対する要求事項を満たしているか、人の衛生健康への影響は?
- プロセス反応に対するデータは利用可能であるか
- 可燃性物質に必要なことが対策されているか?
- 粉体のハザードが存在しているか
- 毒性物質は?
- 原料の配合時にどのような変化がおきるのか、
- 反応の結果おきる結果は。
- 原料と品質についてはどのように検討が採用時にされたのか
- どのようなハザードがパージガス低下、イナーティング低下の結果おきるか
- ガスの供給・品質はどのように決められているのか
- どのような注意をすればすべての原料を安定保管できるのか
- 原料に対する適切な消火剤は何であるか
- どのような非常時の防火設備と防火手順が設定されているのか
1.2REACTIONS
過去の事例集を確認すること。 例:隔離されていないときに起きた事故、災害等々
- 潜在的なハザード反応はどのように隔離されているか
- どのプロセス変量により潜在的なハザードをコントロールすることが出来るのか
- どのようなありえそうもないハザードが、プロセス条件状態の変化からおきるか
- どのような可燃性混合物が設備の中で現れることがあるのか
- すべての反応剤と中間介在物のプロセス限界は?
- 成分低下や損失または間違った配合割合の結果、どのようなことが起こるのか
- どのような反応速度データが利用可能であるのか、(正常時および異常時)
- プロセス化学に関するオペレータの知識はどれくらい教育訓練されているのか
- どのような異常反応が起こるか
- プロセス汚染につながり、その結果ハザードを生成するのはどのような物質か
- どのような設備・装置、反応抑止方法が準備されているか
- どのような条件が反応の以上を抑止、または短停止するために手順化されているか
- 機械設備(ポンプ、攪拌機他)の故障により、どのような異常反応がおきるのか
- 段階的におこる機器の閉塞や突然の閉塞の結果どのような異常反応がおきるか
- どのような原料、どのようなプロセス物質が極端な気象条件の悪影響を受けるのか
- 前回実施の(していれば)PHA (Process Hazard Analysis)後にどのようなプロセス変更が行われているか
Design Safety System